フリーランスの方必見!フリーランスで食べていくには!?

お読みくださってありがとうございます。
Nomodel株式会社代表の武田と申します。

私はさまざまな業種のフリーランスの方と年間100人以上とお仕事をし、数百人と面談させていただいております。
また、自分自身も長年フリーランスとして活動したのちに法人化いたしました。

今回はフリーランスで生活するためのスキルとフリーランスとして継続的に仕事をし続けることの難しさについてお話します。
この文章はかなり本気で書かせていただいたリアルになっておりますので1人でも多くの方の生きるヒントになれば幸いです。
厳しいこともたくさん書いています。
そして、今までどこかのコンサルティングや情報商材で言われていたことの真逆を言っていることの方がほとんどで
耳が痛くなると思います。
それでも、本気な方は以下を読んでみてください。

【動画編集で生活することの難しさ?歴史は繰り返す?】

まずはじめにこちらが1番重要な事項になっております。
昨今の動画編集フリーランスブームは数年前に起きた「アフィリエイト」のブームと大変に似ているなという印象です。

当時のアフィリエイトのブームの時は10万円?25万円くらいで情報商材やセミナーを受講してアフィリエイターとして生活していくための
必要な知識を身につけるといった内容のものが多くありました。
(そんな私も当時は副業としてやりたいなーと25万円くらいお支払いしてセミナーを受講しました)

そのように情報商材やセミナーを受講して、アフィリエイトで今も食べていけている人はおそらく1%もいないと思われます。

それはなぜかというと
①誰でも入手できる情報はすぐにレッドオーシャン化し、需要と供給のバランスが崩れる
②あなたがすぐに手に入る知識は他の人もすぐに手に入れられる知識
③レッドオーシャン化する少し手前の段階で「コンサルティング」や情報商材に切り替えて商売を始めた人の餌食にされる
といった3点にあります。

まず、巷に溢れる「儲かるよ」「これであなたも自由なハッピーライフ」といった内容のものに関して冷静に考えてみてください。
そして、そのジャンルで稼げている人がどのタイミングで参入したのか、どのような経歴で本人はブランディングされているのかをみて見てください。

ほとんどの人が流行る前に参入し、ある程度レッドオーシャン化する前に自身の知識を活かしてコンサルティングに方向転換しているかと思います。

例えば100万円の仕事があったとします。
ブルーオーシャンの時はそれを例えば10人で分けます。
そして、10人はまだ世間的にあまり知られていない珍しい知識を持っていますので価格破壊も起きていません。
企業からは引っ張りだこです。
100万円の仕事を10人で分けるので一つの仕事で10万円売り上げをあげることができます。

しかし、以前100万円で発注していた仕事はできる人が増えてくると価格破壊をして値段が下がっていきます。
ここでは70万円としましょう。
そして、レッドオーシャン化した知識はどんどん多くの新規参入者がいるため
10人で分け合った仕事も100人で分けることになります。
そうしたらあっという間に1人10万円儲かっていた仕事はなんと7000円にまで売り上げが下がってしまいます。

そして、新規参入の方は発注側も目が肥えてきているため競争倍率がものすごく高まっている状態にも関わらず
売り上げは以前の1/10以下にまで落ちてしまっています。

こうして、生活が困窮していきます。
以前稼いでいた人はどうするのか、そこで③のコンサルティングや情報商材が出てきます。
ご本人がそのタイミングで持っていたまだ誰も知らない知識はすでに多くの人が知っている知識になっていますので
その方が実践してきた知識は本当は通用しなくなっています。

にも関わらず、まるでその知識があれば生活ができるかのように解釈してしまった方々は全くフリーランスとして生活ができなくなってしまって
いるのです。
そして、初期に参入していたコンサルティングの方から安価で仕事を受けてその場しのぎでなんとか生活していくのが関の山です。

それでは全く方法がないのか
といったところでいうとそんなことはありません。

それは
【動画編集者の中で他の人にはない知識や経験を活かす】
といったことです。

私は編集をされていらっしゃるフリーランスの方でも積極的にお付き合いしたい方は以下の3パターンです。
①テレビ局出身
②アフターエフェクトやBlenderなどの3Dやモーショングラフィックその他機材を使いこなせる。
③あるジャンルの業種に所属していた経歴があり、その業界に特化して仕事をしている。

①まず、テレビ出身者の方はお客様さえ見つかれば生活できます(見つけるのが凄く難しいのですが…)
テレビ出身の方がなぜ強いのかというとYouTubeの編集は不慣れでもそれ以外の作業をよく理解できているからです。
事業会社がYouTubeチャンネルを立ち上げる時は
「構成、打ち合わせ、台本、撮影、編集、アップロード、アナリティクス、リマインド」とさまざまな作業をしています。
テレビ出身の方は編集をする際にも全体を俯瞰して編集ができるため「こちら側の完成イメージ伝える」という一番大変作業における
工数がかなり削減されてスムーズに進行することが可能です。
また、テレビ局ではかなり仕事が細分化されており、編集のプロの凄技を目の当たりにしているためどのレベルの編集が評価されるのか
をわかっております。また、良い編集ということを理解できているスタートのためイメージがしやすいです。
さらに、カメラを触れたり、台本を制作できたり、ディレクションができたりとお願いできる幅を増やしていくことができるため根強いニーズがあります。

②アフターエフェクトは使いこなせないと意味がありません。少しだけAFを使えてもそれで生活していくことは困難です。
AFを使用する、Blenderを使用するといった仕事の場合は予算もあり、大きな仕事のケースが多いです。
その際に外注業者ではなくフリーランスの方に依頼できるのは会社としても大変助かります。
また、このような仕事はミスれない仕事であり、クリエイティブも求められます。
それ以外にも一眼レフカメラを使える、スイッチャーが触れる、vmixができるなどの特殊な技術がある方は他のお仕事でも協業しやすいため
需要があります。

③業界特化型は映像に限らずニーズがあります。
どこかの業界出身の方にその業界の動画を制作していただくと業界のことがわかっているため、完成品のクオリティが高いケースが多いです。
そのため、ニッチな業界であろうとその中でのオンリーワンを目指している方は大変希少な人材となります。

【あなたは本当に映像が好きか】

これもとても重要なことです。
なぜかというと、フリーランスとしてやっていく初期段階はクラウドワークスさんやココナラさんといった第三者機関を通して実績を作って
いって、その実績をもとに高単価の仕事を受注していけるようにステップを踏むといった王道な道が一番良いと私も考えておりますが
(この理由は後ほどお伝えいたします)
低単価の仕事をこなしていく、いわばステップ1の段階で心が折れてしまう方が多いからです。
やっぱり稼げないじゃん。と辛い期間を1年2年続けるわけです。
その時に「映像が好きでこれを仕事にしたい」という方と「なんとなく稼げると聞いて、だとかフリーランスで自由に生きていきたいから」
といった方では第一試練を乗り越える気概が違うように思いました。

【王道が一番】

面接をしている中で「先生から『低単価の案件は非効率だからSNSをブランディングして高単価の案件を取りにいきなさい』と言われたので
低単価の案件は効率が悪いので受けないようにしています」
という方が非常に多かった印象です。
なぜ、低単価と高単価の仕事があるのでしょうか?
高単価の仕事は「低単価でも募集できるのだけど、高単価にしてでもクオリティを担保したい」という意味の裏返しなのです。
仕事を発注する側も現在、編集マンがたくさんいらっしゃって価格破壊が起きているのは理解しています。
レッドオーシャン化しているジャンルの仕事は発注側の買い手市場なのです。
選び放題なのです。その時に考えてみてください。
①「まだ編集は駆け出しなのですが、全力でやらせていただきます。納期は必ず守ります」
②「私は動画編集を5年やっており、アフターエフェクトも使いこなせます。実績もこれだけあります」

①②どちらをあなたなら選びますか。
①は不確実な情報です。全力でやってくれるのかも納期を守れるのかも仕事をしてみないとわからない(仮)の情報ですが
②の方は事実だけを話しています。

私なら確実に②を選びます。
また、実績公開している案件が、どこかのコンサルティング会社のテンプレートを使っていたらそれだけで素人だとバレてしまいます。
実はですが、約半数の方が実績に塾やコンサル会社から貰った動画にテロップを入れて実績として提出してこられますので
募集企業は「またこの動画か」とこれだけでスルーされてしまいます。
ですので、あなたがどんなに安くても会社から貰った仕事で実績は公開してください。
実績非公開だとしても、営業の際にデータとして残らないように一時的に使用してもよろしいでしょうか?と伝えてみてください。

【正社員VSフリーランス】

私はフリーランスをしていた当時も日本の一般的なサラリーマンの平均年収よりもかなり多く頂いていたかと思います。
しかし、私は国民健康保険でした。年金もあまり貰えません。退職金もないため老後資金はサラリーマンの方よりも多く必要です。
受注者側に嫌われてしまったら収入が激変します。ボーナスはありません。
退職金もないためできる限り長く働かないといけません。しかし、受注側も新しい人材をいつかは求めてしまいます。
フリーランス同士の競争もあります。指名もなしに仕事にありつけるということはありません。
スキルがあるだけでなく、営業活動をしないといけません。確定申告も自分で行わないといけません。
アッパーも決まってしまいがちです。

いかがでしょうか。

正社員なら、やりたくない仕事もあるかもしれないけれど責任の大きな仕事に携われる可能性が高まります。
教えてくれる人もいます。まだ個人として実力がなくても会社の名前で仕事ができます。
ボーナスがあって、有給休暇があって、家賃手当があって、交通費手当があって、退職金が出て、社会保険になって確定申告もしてくれます。

明らかに正社員の方が有利な社会構造になっています。
競争倍率も全然違います。

フリーランスで食べていくのは全然自由なんかじゃありません。

ほんの一握りの人だけ、食べていけるのです。
消して楽な道のりではありません。

あなたがフリーランスとして生きていきたい、と強く思うなら自立した強い意志が必要です。

もしも、それが難しいようならまず就職してみてください。
スキルをアップしながら仕事を一生懸命やってみてください。

そして、ちゃんとスキルがついてきた時にその会社に居続けるのか、転職をするのか、フリーランスになるのか考えてみてください。

甘い言葉にはいつも罠が張ってあるケースが多いです。
あなたを守ってくれるのはあなた自身でしかありません。

あなたが、あなたらしく働けるためにノモデラは全力であなたをフォローいたします。
いつでもご連絡くださいませ。


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